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イーサリアムETF、米SECが承認へ 7月23日に取引開始の可能性

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米証券取引委員会(SEC)は17日(日本時間)、イーサリアム(ETH)の上場投資信託(ETF)について、発行体に最終申請書類の提出を求めた。ブルームバーグのエリック・バルチューナスETFアナリストは、イーサリアムETFは23日に取引を開始する可能性が高いと述べた

イーサリアムETF承認の背景

SECは複数の大手金融機関からイーサリアムETFの申請を受けており、フランクリン・テンプレトン、ブラックロック、バンエックの3社がすでに「予備的」な承認を得たとされる。これに加え、グレースケール、ビットワイズ、ARK 21シェアーズ、インベスコ・ギャラクシーなども承認を待っている状況だ。

ビットコインETFの成功を受け、イーサリアムETFへの期待が高まっている。ビットコインは1月10日のETF承認以降、価格が約32%上昇。現在は約64000ドル(約1015万円)で取引されている

市場への影響と期待

イーサリアムの価格は、ETF承認への期待から上昇傾向にある。16日時点で約3400ドル(約54万円)で取引されており、前日比2%以上の上昇を記録した。

また、ビットワイズのマット・フーガン最高投資責任者(CIO)は、イーサリアムETFが取引開始から1か月で最大150億ドル(約2兆3800億円)の資金流入を引き起こす可能性があると予測している。

専門家らは、イーサリアムETF承認による以下のような影響を指摘している:

  • 機関投資家の参入促進
  • セキュリティ懸念の軽減
  • 分散型金融(DeFi)エコシステムの活性化

今後の展望

イーサリアムETFの承認は、暗号資産市場全体にとって大きな転換点となる可能性がある。SECの承認は、暗号資産が正当な資産クラスとして認められつつあることを示している。

ただし、市場の不確実性や価格変動のリスクは依然として存在する。投資家は、イーサリアムETFの動向を注視しつつ、慎重な判断が求められる。

今回のETF承認を機に、他の暗号資産(ソラナなど)へのETF展開も期待される。暗号資産市場の更なる発展と、主流化への道筋が見えてきたと言えるだろう。

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Eiji M. News Editor and Writer

Eiji M. News Editor and Writer

日本版The TechReport(テックレポート)ライター。2017年のCryptoKittiesをきっかけにWeb3の世界に没頭。ブロックチェーンゲームDecentralandや米大手企業のゲームエンジンローカライズに携わる。最新の生成AI技術にも精通し、Web3とAIの融合による次世代デジタル革命を追求。現在英国ロンドンを拠点に活動中。