VPNを中国で利用する際のおすすめトップ10【2024年レビュー】
中国国内で安全かつ快適にインターネットを利用するためには、VPNが必要不可欠です。たとえば、旅行で中国に訪問してインターネットを利用する場合でも、VPNを利用しなければ中国政府により規制された海外のWebサイトやアプリへアクセスできません。
本記事では、通信速度、安全性、セキュリティ、コストパフォーマンスを基準に厳選した10個のVPNを紹介。たとえば、多くの日本人に利用されているNordVPN、ExpressVPN、Private Internet Accessなどのサービスを利用することで、中国のグレートファイアウォールを安全に回避できます。本記事を読めば、VPNで中国でインターネットを快適に利用できるようになります。
中国で使えるVPNおすすめ10選【2024年】
VPNとは、インターネット利用を安全かつプライベートに保つツールです。ここでは、2024年における中国国内で利用する際におすすめのVPNを10個紹介します。
これらは「安全性」「通信速度」「コストパフォーマンス」に基づいて選定しています。VPNおすすめのプロバイダーを使用することで、中国国内からでも安心してインターネットに接続することが可能です。
- NordVPN — 中国でのブラウジングに最適なVPN
- ExpressVPN — 高機能性かつ大規模なサーバーネットワークが特徴
- Private Internet Access — ログを残さない安全なブラウジングサービスを提供
- SurfShark VPN — 一契約で無制限のデバイスに接続可能
- VPN.AC — デバイス互換性に優れたトップクラスのVPN
- VyprVPN — カメレオンプロトコルを採用した安全性の高いVPN
- Astrill — 詳細なキルスイッチオプションが利用可能
- WindscribeVPN — カスタマイズ性に優れたマルウェアブロッカーを搭載
- VPNArea — コストパフォーマンスに優れたVPN
- PrivateVPN — 高いプライバシー保護を提供するVPN
各VPNプロバイダーの主要な特徴を以下の表にまとめています。、参考にしてみてください。
VPNプロバイダー名 | 月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス数 | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
NordVPN | 月額3.69ドル (ベーシック2年プラン) |
なし | 30日間 | 10台 | 6383 | 111カ国 | あり |
Express VPN | 月額8.32ドル (1年プラン) |
なし | 30日間 | 8台 | 3500以上 | 105カ国 | あり |
Private Internet Access | 月額1.75ドル (3年+4カ月プラン) |
なし | 30日間 | 10台 | 2万9000以上 | 91カ国以上 | あり |
SurfShark VPN | 月額2.5ドル (24カ月プラン) |
なし | 30日間 | 無制限 | 3200以上 | 99カ国以上 | あり |
VPN.AC | 月額3.75ドル (2年プラン) |
なし | 7日間 | 8台 | 100以上 | 70カ国以上 | なし |
VyprVPN | 月額3ドル (2年プラン) |
なし | 30日間 | 10台 | 700以上 | 70カ国以上 | なし |
Astrill | 月額12.5ドル (2年プラン) |
なし | なし | 5台 | 118 | 58カ国 | あり |
WindscribeVPN | 月額5.57ドル (1年プラン) |
あり | 30日間 | 5台 | 112 | 69カ国 | あり |
VPNArea | 月額3.21ドル (2年プラン) |
なし | 30日間 | 8台 | 100以上 | 55カ国以上 | なし |
PrivateVPN | 月額2ドル (3年プラン) |
なし | 30日間 | 10台 | 200以上 | 63カ国以上 | なし |
なお、当サイトでは「NordVPN」が中国でインターネットに接続する際に最も最適なVPNと結論付けました。その他のVPNプロバイダーを含め、10コのサービスの特徴を簡単に紹介します。
中国向けVPNおすすめ10選の詳細レビュー【2024年版】
以下では、中国で利用可能なVPN10個を詳細に比較します。あなたに最適なVPNがきっと見つかるでしょう。
①:NordVPN ー 中国でのブラウジングに最適なVPN
NordVPNはパナマ共和国に拠点を置くVPNプロバイダーです。NordVPNは暗号化されたOpenVPNテクノロジーとNordVPN独自のNordLynx VPNプロトコルを組み合わせることで、高い安全性を実現しています。当サイトでは、NordVPNを中国でVPNを利用する際に最適なVPNプロバイダーとして紹介します。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額3.69ドル (ベーシック2年プラン) |
なし | 30日間 | 10 | 6383 | 111カ国 | 〇 |
NordVPNは、AES-256という強力な暗号化アルゴリズムと独自のNordLynx VPNプロトコルによって、中国国内からでも最速かつ信頼性の高いインターネット接続を可能にします。
なお、NordVPNは、Windows、MacOS、Linux、Android、iOSなど、主要なOSに対応しており、あらゆるデバイスで利用可能。また、SmartTV、ブラウザ、ルーターなど、幅広い用途に対応しています。Netflixを利用する際にもおすすめのVPNです。
NordVPNはシンガポール、日本などの中国近郊の国々に超高速サーバーを提供しており、IKEv2、OpenVPN、そしてNordVPN独自のNordLynxといった先進のセキュリティプロトコルを採用することで、高精度なセキュリティを実現し、高速なインターネット接続を提供しています。
NordVPNには、不意にVPN接続が遮断された時に、自動的にインターネット接続が切れるキルスイッチが搭載されているため、意図しないインターネット接続時に起こりうるデータ漏洩リスクを防ぎます。
2024年5月時点において、NordVPNは全世界111カ国に合計6383台のサーバーを展開。特に中国近郊にあるアジア各国に高速サーバーを多数設置しているため、中国国内でのVPN接続時に最高のパフォーマンスを提供します。
これらの特徴を総合的に評価すると、NordVPNが中国で利用する際におすすめであると言えます。
NordVPNのメリット
- 卓越したパフォーマンス
- 高度に安全で暗号化されたサーバー
- セキュリティ強化のためのRAM搭載サーバー
- 高速接続のNordLynxプロトコル
- 全世界111カ国に合計6383台のサーバー提供
NordVPNのデメリット
- NordLynx の難読化サポートなし
料金プラン
NordVPNでは3種類の料金プランを用意しています。
2年プランで契約すると、月額プランに比べて最大71%の割引が適用されます。
ベーシックプランでは、1カ月契約時の料金は12.99ドルですが、2年契約することで1カ月あたり3.69ドルで利用できます。もし2年間使い続ける場合、2年契約プランを選ぶことで223.2ドルも節約することができます。
コンプリートプランでは、1カ月契約時の料金は14.99ドルですが、2年契約することで1カ月あたり5.69ドルで利用できます。もし2年間使い続ける場合、2年契約プランを選ぶことで223.2ドルも節約できます。また、コンプリートプランには、1TBの暗号化されたNordLockerクラウドストレージが含まれます。
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②:ExpressVPN ー 高機能性かつ大規模なサーバーネットワークが特徴
ExpressVPNは中国国内で利用される第2位のVPNプロバイダーとして高く評価されています。2009年に設立されたExpressVPNは、イギリス領バージン諸島に本拠地を構えているため、裁判に発展するトラブルが生じた場合でも、中国政府に屈しない法的な抵抗力があります。
Expressは高速で安定した接続、強固なセキュリティ、そして信頼性の高さが特徴。独自のLightwayプロトコルと世界中に多くのサーバーを設置しているため、中国国内でインターネットを利用する際の最適な選択肢となるでしょう。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額8.32ドル (1年プラン) |
なし | 30日間 | 8台 | 3500以上 | 105カ国 | 〇 |
ExpressVPNは、Windows、MacOS、Android、iOS、Linuxなど、さまざまなブラウザに対応しています。ExpressVPNを直接インストールできないデバイスでも、ルーターファームウェアアプリによって、同ルーターに接続された全てのデバイスを保護することが可能です。
ExpressVPNは、IKEv2やOpenVPNなどの複数のVPNプロトコルだけでなく、自社開発のLightwayプロトコルもサポートしています。一般的なOpenVPNやカスタムプロトコルとは異なり、LightwayプロトコルはPwCによって独立して検証された高いセキュリティと高速接続を提供しています。キルスイッチ機能は、スプリットトンネリングを利用することで特定のアプリのみVPNをバイパスすると同時に、他アプリはVPNを経由させる柔軟な設定が可能です。
ExpressVPNは世界中に3500台以上のサーバーを設置しており、特に多くのサーバーが中国近郊エリアに設置されているため、中国での利用にも最適。世界有数の監査会社PwCによって独立検証されたログを残さないRAMのみのサーバーを採用しているため、安全性を最優先に考える場合、ExpressVPNが最適な選択肢となるでしょう。
ExpressVPNのメリット
- 高速かつ安全性の高いLighwayプロトコル
- 94カ国以上に3500台以上のサーバーを設置
- 難読化されたサーバーを使用
- インターネット閲覧記録のログを残さない
- 最高のLinux VPNの1つ
ExpressVPNのデメリット
- 料金が他のVPNプロバイダーよりも高い
料金プラン
ExpressVPNは、単一プランのみを提供しており、契約期間を1カ月、6カ月、12カ月から選択できます。他のVPNプロバイダーに比べると月額料金はやや高めですが、価格に合ったサービスを利用することができるでしょう。
ExpressVPNの12カ月プランは、1カ月プランに比べて35%もお得に利用できます。すべてのプランに30日間返金保証が付いているため、ぜひ気軽に利用してみてください。
➂:Private Internet Access — ログを残さない安全なブラウジングサービスを提供
Private Internet Access (PIA)は本拠地が米国にあることから米国政府による監視の懸念は払拭できませんが、過去に開かれた法定において、PIAはインターネット使用時にログを残していないことが証明されています。
PIAは高度なセキュリティと速度を兼ね備えた信頼性の高いVPNプロバイダーです。また、完全にオープンソースであるため、もし利用時に不安がある場合でも、コードを一行ずつ確認し自分でコンパイルすることも可能。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額1.75ドル (3年+4カ月プラン) |
なし | 30日間 | 10台 | 2万9000以上 | 91カ国以上 | 〇 |
PIAは、Windows、MacOS、Android、iOS、Linuxのブラウザ、ルーター、スマートテレビなど、さまざまなデバイスで利用可能です。PIAでは、最新のVPNプロトコル(IKEv2、OpenVPN、WireGuard)を提供しており、速度とセキュリティのバランスを自由に選べます。キルスイッチの他にも、特定のネットワークでVPNを自動的に接続・切断する機能など、高度なセキュリティ機能を装備しています。
PIAは、3万5000台を超えるRAM専用サーバーを保有する大手企業であり、その規模はVPNサービスを提供するプロバイダーの中でも最大級の台数を誇ります。万が一、中国国内での利用中にサーバーに問題が発生しても、簡単に別のサーバーに切り替えることが可能です。
PIAのメリット
- デバイス数に制限なし
- コストパフォーマンスに優れた価値
- 高性能なカスタマイズ性
- 3万5000台以上のRAM専用サーバー
- VPN接続の自動化機能
PIAのデメリット
- すべてのVPNプロトコルはサードパーティによって開発
料金プラン
PIAの料金プランは、1カ月契約、年間契約、3年+4カ月契約のいずれかを選択できます。3年+4カ月契約では、月額175ドルで利用できます。プランは1種類のみですが、MACE広告ブロッカーやマルチホップサーバーカバレッジなどの機能が含まれます。
月額5ドル追加すると、匿名の専用IPが提供され、プライバシー保護を強化することが可能です。PIAはすべてのプランに30日間返金保証が付いているため、リスクなく試すことができます。
④:SurfShark VPN — 一契約で無制限のデバイスに接続可能
オランダのアムステルダムに拠点を置くSurfShark VPNは、コストパフォーマンスに優れた選択肢の1つとなるでしょう。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額2.5ドル (24カ月プラン) |
なし | 30日間 | 無制限 | 3200以上 | 99カ国以上 | 〇 |
SurfShark VPNは、すべての標準プロトコルとRAM専用サーバーを備えており、Windows、MacOS、Linux、Android、iOSの主要なブラウザで利用可能です。一般的なVPN機能はもちろん、キルスイッチ機能や「Bypasser」というスプリットトンネリング機能も備わっています。
独自のIPローテーター機能により、VPNを切断することなくIPアドレスを定期的に変更することで、ユーザーの追跡をより困難にする機能もあります。これらの機能により、セキュリティを強化し、より高度なプライバシー保護を実現しています。
SurfShark VPNは、100カ国以上に3200台以上のサーバーを設置しており、この中には中国近郊のアジア諸国も含まれています。
SurfSharkのメリット
- 同時接続デバイス数無制限
- IPローテーター機能
- マルチホップ接続
- 3万2000台以上のサーバー
SurfSharkのデメリット
- 時々、接続速度が遅い
料金プラン
SurfSharkは月額2.05ドルから利用可能です。
SurfSharkの最大の特徴は、いずれのプランを選択しても、追加料金なしで無制限のデバイスに同時接続できることです。
また、いずれのプランを選んでも30日間返金保証の対象です。以下のボタンをクリックしてSurfSharkを始めてみましょう。
⑤:VPN.AC — デバイス互換性に優れたトップクラスのVPN
ルーマニアに拠点を置くVPN.ACは、西側諸国の情報機関協定である「14Eyes」の管轄外となります。比較的小規模なVPNプロバイダーですが、安全性や機能面で他のVPNに劣ることはありません。
Windows、MacOS、Android、iOSなどのブラウザに対応しており、一般的なVPN機能を搭載しているため、機能面およびコスト面でバランスの良い選択肢となるでしょう。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額3.75ドル (2年プラン) |
なし | 7日間 | 8 | 100台以上 | 70カ国以上 | ✕ |
VPN.ACは、OpenVPN、IKEv2、WireGuardなどの最新かつ標準的なプロトコルを提供しており、高精度なセキュリティ、通信速度、信頼性をバランス良く実現しています。また、VPN.ACは中国での利用に特化した特別な難読化サーバーを選択することができます。
ダブルホップ機能を利用して2台のVPNサーバーを連続して使用することでセキュリティを強化する設計がされており、もし1台目のVPNが侵害されてもプライバシー保護を維持できるシステムが構築されています。
また、スプリットトンネリング機能により、どの接続をVPNで保護するかをユーザー自身で選ぶことができ、ゲームやP2P接続など特定の用途にカスタマイズして接続することが可能です。万が一VPN接続が失われた場合でも、すべてのネットワークトラフィックを自動的に遮断するキルスイッチも装備されています。
VPN.ACのメリット
- ダブルホップ機能
- コストパフォーマンスが良い
- 高精度なセキュリティと高速接続
- ゲーミング用VPNとしてトップクラス
VPN.ACのデメリット
- Linuxに対応していない
- サーバー数が少ない
- 日本語対応サイトがない
料金プラン
VPN.ACは、2年契約することで、月額3.75ドルから利用することができます。
VPN.ACは1カ月から利用可能です。ただし、長期プランを選ぶことでよりコスパ良く利用することができます。また、全プランに7日間の返金保証がついています。
他のVPNプロバイダーに比べると返金保証期間は短いものの、自分にあったサービスかを試してみるには十分な期間でしょう。
⑥:VyprVPN — カメレオンプロトコルを採用した安全性の高いVPN
VyprVPNはスイスに拠点を置くVPNプロバイダーです。Windows、MacOS、Android、iOS、一部のルーターやスマートTVなど、さまざまなプラットフォームに対応しており、中国でVPNを利用する際に検討してほしいおすすめの1つです。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額3ドル (2年プラン) |
なし | 30日間 | 10 | 700台以上 | 70カ国以上 | ✕ |
VyprVPNは、OpenVPN、IKEv2、WireGuardなどの最新のVPNプロトコルの他に、ディープパケットインスペクションからVPNトラフィックを守る難読化機能を持つ独自プロトコル「Chameleon」を提供しています。この独自プロトコルは、中国のグレートファイアウォールを回避する際に非常に有効です。
VyprVPNにはキルスイッ機能の他にも、不明なWi-Fiがデバイスに接続された際に自動でVPNに接続するパブリックWi-Fi保護機能、スプリットトンネリング機能などのさまざまな機能が搭載されています。
VyprVPNは、日本やシンガポールなどアジア地域を含む地域に700台以上のサーバーを設置しており、中国を含むアジア諸国でVPNを利用する際に最適な選択肢の1つとなるでしょう。
VyprVPNのメリット
- カメレオンプロトコル
- パブリックWi-Fiの自動保護機能
- 適正な料金設定
VyprVPNのデメリット
- スプリットトンネリング機能が利用可能なプラットフォームに制限あり
- 日本語対応サイトがない
料金プラン
VyprVPNは、以下の3つの料金プランを選択することができます。
24カ月プランでは、月額3ドルからVyprVPNが提供する高性能なVPNサービスを利用できます。全てのプランで30日間返金保証が受けられるため、気軽に試すこともできます。
⑦:Astrill — 詳細なキルスイッチオプションが利用可能
Astrillは、セーシェル共和国に本社を構えるVPNプロバイダーです。Windows、MacOS、Android、iOS、Linuxなどの多くのプラットフォームに対応しており、豊富な機能性と独自プロトコルを提供しています。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額12.5ドル (2年プラン) |
なし | なし | 5台 | 118台 | 58カ国 | 〇 |
Astrill VPNは、従来のOpenVPN、IKEv2、WireGuardに加え、独自に開発したOpenWebおよびStealthVPNといった様々なVPNプロトコルを提供しており、これらを高性能サーバーと組み合わせて使用することで、信頼性と安全性を担保しています。
なお、通常のキルスイッチ機能だけでなく、WindowsでAstrill VPNを利用する際は個々のアプリ毎にキルスイッチを設定する機能が付いており、P2Pやゲーム利用時に最適なオプションとなるでしょう。さらに、58カ国以上で利用可能なプライベートIP、マルチホップ接続、強力なサーバーなどの豊富な機能も搭載しています。
Astrillのメリット
- 独自開発したプロトコル(OpenWeb、StealthVPN)を提供
- RAM専用の難読化サーバー
- 豊富な機能(キルスイッチ、プライベートIP、マルチホップ接続など)
Astrillのデメリット
- 月額料金が高い
- 一部の機能がアドオンのみでしか利用できない
料金プラン
Astrill VPNは、以下の3つの料金プランから選択できます。
上記の月額料金とは別に、プライベートIPアドオンは1IPあたり月額5ドル、VIPアドオンの利用は月額10ドルが必要になるため、ご注意ください。
Astrill VPNは高性能なVPNプロバイダーではあるものの、月額料金が他のVPNプロバイダーに比べて非常に高価です。コスパを重視するなら別の選択肢を検討した方が良いかもしれません。
⑧:WindscribeVPN — カスタマイズ性に優れたマルウェアブロッカーを搭載
WindscribeVPNはカナダに拠点を置くVPNプロバイダーです。カナダのデータ法を考慮すると理想的なプロバイダーとは言えないものの、中国でVPNを利用する際にいくつか魅力的なプランを提供しています。WindscribeはWindows、MacOS、Android、iOS、Linux、そして一部のルーターに対応しています。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額5.57ドル (1年プラン) |
あり | なし | 5台 | 112台 | 69カ国 | 〇 |
WindscribeVPNは、OpenVPN、IKEv2、WireGuardといった一般的なVPNプロトコルの他、独自プロトコル「StealthVPN」を提供しています。StealthVPNには高度な難読化機能が含まれており、中国のグレートファイアウォールを回避する際に有効です。
その他の機能として、キルスイッチ機能やスプリットトンネリング機能、さらにIPトラッキング防止や広告ブロッキングも可能なカスタマイズ可能なコンテンツフィルター「R.O.B.E.R.T」が搭載されています。ユーザーは不要なコンテンツを自由に選択してブロックすることができ、より快適なインターネット環境を整えることができます。
WindscribeVPNのメリット
- 手頃な料金プラン
- 料金プランをカスタマイズできる
- 独自プロトコル(StealthVPN)を提供
- 広告ブロック可能なコンテンツフィルタ―付き
- オープンソース
WindscribeVPNのデメリット
- 料金プランのカスタマイズは設定がやや複雑
料金プラン
WindscribeVPNの料金プランは、月額契約と1年契約の他に、料金プランをカスタマイズできる「Build A Plan」が用意されています。
料金プランをカスタマイズしてみたい方は、WindscribeVPNの公式サイトをご確認ください。
なお、WindscribeVPNには無料プランも提供されています。VPNを無料で利用することで、中国のインターネット制限を回避することが可能です。ただし、無料プランにはデータ制限があり、利用可能なサーバー数は11台のみと限られています。
⑨:VPNArea — コストパフォーマンスに優れたVPN
VPNAreaは、比較的小規模ながらも信頼できるVPNプロバイダーの1つです。先進的な難読化技術とリーズナブルな価格設定が特徴であり、Windows、MacOS、Android、Linuxのプラットフォームに対応しています。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額3.21ドル (2年プラン) |
なし | 30日間 | 8台 | 100台以上 | 55カ国以上 | ✕ |
VPNAreaは、OpenVPNおよびIKEv2プロトコルを提供しています。さらにStunnelという強力な難読化機能により、すべてのトラフィックが暗号化されたブラウジングトラフィックとして扱われるため、中国のグレートファイアウォールを容易に回避することが可能になっています。また、2つのVPNサーバーに同時接続するダブルVPN機能により、プライバシー保護を強化しつつ、通信速度の改善を可能にしています。
その他、100台を超えるVPNAreaのサーバーはすべてP2P対応で最適化されているため、ファイル転送やP2Pゲームの速度が非常に速いという特徴があります。広告ブロッカーも搭載しており、低価格ながら快適なインターネット環境を整えることができる注目度の高いVPNプロバイダーです。
VPNAreaのメリット
- 魅力的な月額料金
- P2Pファイル共有に最適
- 広告ブロッカー搭載
- 最もコストパフォーマンスの高いVPNの1つ
VPNAreaのデメリット
- WireGuardプロトコルに未対応
- StunnelプロトコルがWindowsとMacOSでしか利用できない
- 日本語対応サイトがない
料金プラン
VPNAreaは月額3.21ドルから利用可能です。
VPNAreaの料金プランは他VPNプロバイダーと比較してもコストパフォーマンスに優れています。すべてのプランで30日間返金保証が付いているため、リスクなく気軽に利用できます。
⑩:PrivateVPN — 高いプライバシー保護を提供するVPN
PrivateVPNは、スウェーデンのストックホルムを拠点とするVPNプロバイダーです。中国のグレートファイアウォールを回避するのに効果的なVPNの1つであり、Windows、MacOS、Android、iOSの各プラットフォームで利用することができます。
月額料金 | 無料プラン | 返金保証 | 最大同時接続デバイス | サーバー数 | サーバー設置国数 | 日本語対応サイト |
月額2ドル (3年プラン) |
なし | 30日間 | 10台 | 200台以上 | 63カ国以上 | ✕ |
PrivateVPNは、OpenVPN、IKEv2、WireGuardといった主要なプロトコルに加え、StealthVPN機能を提供しています。この機能は、中国でのブラウジングにおいて、ISPや政府の監視を効果的に避けるために、トラフィックをSSLトラフィックとして偽装することで、ディープパケットインスペクションからユーザーのプライバシーを保護します。
その他の機能として、キルスイッチ機能が搭載されており、第三者によるデータのスパイ行為を防いでいます。また、PrivateVPNは難読化技術を常に最新の状態に更新し続けているため、特に中国のような監視が厳しい地域で安全にインターネット利用に適したVPNです。
PrivateVPNのメリット
- 魅力的な月額料金
- ステルスVPN機能
- P2P対応
PrivateVPNのデメリット
- WireGuard非対応
- 日本語対応サイトがない
料金プラン
PrivateVPNは月額2ドルから利用可能。プランは以下の通りです。
PrivateVPNが提供する3種類のプランには、いずれも30日間返金保証が付いています。まずは1カ月間利用してみて、問題なく安全に利用できることを確認してみてください。
中国で使用するVPNを選ぶ際の6つの基準
中国国内での利用に最適なVPNを見つけるために、100以上のVPNを以下の6つの基準に基づいて検証しました。本記事のの内容を信頼していただくとともに、ご自身がVPNを選ぶ際の参考にしてください。
- 通信速度:VPNに接続すると、ブラウジング、ストリーミング、ゲームの速度が遅くなることがあります。しかし、本記事で紹介したVPNでは、VPNを使用していることを感じさせないほどスムーズな通信速度を確認できました。
- 安全性:中国のように規制が厳しい地域では、VPNを利用してプライバシーと個人情報を守ることが重要です。本記事で紹介した中国VPNのおすすめ10選では、中国に接続する際に起こり得る脅威からユーザーの安全性を保護する機能を搭載します。
- サーバー設置場所:中国でVPNを利用する場合、日本、韓国、シンガポールなどの中国近郊の国々にサーバーを設置していることも重要な要素。紹介した10のVPNは、アジアに大規模なサーバーネットワークを有するVPNプロバイダーを厳選しています。
- キルスイッチ機能:中国のようなVPNの規制が厳しい国では、VPNのキルスイッチ機能が非常に重要な役割を果たします。VPN接続が一時的にでも途切れた際にデータの暗号化がなされていないだけで訴追の可能性が生じる恐れがあります。
- 信頼性:中国のグレートファイアウォールを回避できないVPNは利用する意味がありません。本記事でピックアップしたVPNはすべて中国のグレートファイアウォールを回避することを確認しています。
- 月額料金:VPNを選ぶ際、各VPNプロバイダーの月額料金も重要な判断基準です。今回ピックアップした10のVPNのほとんどは手頃な価格で提供されています。
VPNの使い方を6ステップで解説【NordVPN】
ここでは、NordVPNの使い方を簡単に解説します。手順の以下の6ステップのみでOK。なお、他のVPNサービスも基本的に使い方は同じです。
- Play Storeで「NordVPN」を検索
- NordVPNをインストールしてアプリを起動
- 初めて利用する方は「SIGN UP」を選択してアカウントを作成
- 契約プランを選択して、支払い手続きを進める
- 契約後、NordVPNのアプリにログイン
- メインページの「Quick Connect」ボタンをクリック、もしくは「map」または「drop-down」からVPNサーバーを選択して接続
以上で、VPNを通じて中国のグレートファイアウォールを回避し、安全で快適にインターネットを利用することができます。
まとめ:2024年に最もおすすめの中国VPNは?
2024年時点において、中国でVPNを利用するなら「NordVPN」が最適な選択となるでしょう。NordVPNは、広範囲にわたるサーバーネットワークとRAMを利用したサーバー構造、NordLynxプロトコルを採用することで、通信速度、安全性、コストパフォーマンス、信頼性に優れたVPNプロバイダーです。
一般的なVPNが有する機能をすべて備えており、ほとんどのプラットフォームに対応したユーザーフレンドリーなアプリを提供しています。また、全プランで1カ月の返金保証が付いているため、気軽に試すことができます。